子供の頃、遠足で食べるお弁当がとっても美味しかった記憶が残っています。大自然に囲まれて食べるご飯本当に美味しいですよね。
コーヒーも同じで、お外で豆を挽いてお湯を沸かしゆっくりとドリップするコーヒーは、お家コーヒーとはまた一味違った美味しさがあります。
最近はキャンプブームの影響もあり、整備されたきれいなキャンプ場も増えておりますし便利で機能的なキャンプ道具もたくさんあります。
アウトドアコーヒーは普段お家コーヒーを楽しまれている方にとって、コーヒーの世界観を広げてくれる可能性がありますし、普段コーヒーを飲まない方にとっては、コーヒーに興味を持つきっかけになる可能性があります。
今回は、アウトドアでコーヒーを楽しむための必要な器具をご紹介していきます。どれも私が実際に購入して使い込んでいるものばかりで、とてもおすすめできるものなのでぜひ最後までご覧ください。
アウトドアコーヒー器具を選ぶポイント
アウトドアコーヒー器具を選ぶうえで必要なポイントは3つあります。
1. 軽量であること
1つ目は軽量であることです。
たとえ車でキャンプにいかれる方でも、駐車場からテントサイトまで重たいものを持ち運ぶのは想像以上に大変です。軽量に設計されたアウトドア用の器具を選びましょう。
2. コンパクト、かさばらないこと
2つ目はコンパクトでかさばらないことです。
アウトドアに慣れないうちは荷物が多くなりがちです。かさばる荷物を持って駐車場とテントサイトを何度も往復するのは億劫です。少しでもコンパクトに収納でき、かさばらないアウトドア専用の器具を選びましょう。
3. 割れ物でないこと
3つ目は割れ物でないことです。
ガラスや陶器製の器具は移動や持ち運びで割れてしまうこともあります。金属や樹脂製のアウトドア専用の器具を選びましょう。
この3つをポイントに必要な器具をご紹介いたします。
① 軽量であること
② コンパクト、かさばらない
③ 割れ物でないこと
アウトドアコーヒーに必要な道具
それでは、アウトドアコーヒーに必要な器具を具体的に紹介していきます。
1.コーヒー豆
まず必要なものはコーヒー豆です。これがないと始まりません。コーヒー豆は高級なものである必要はありません。むしろ普段お家で飲み慣れているものを少量もっていきましょう。
小さな小分け袋やプラスチックボトルに1杯分 or 2杯分を事前に測って持っていくと便利ですよ。多めに持っていかれる方は、豆の計量スプーンをお忘れなく。
2.コーヒーミル
コーヒー豆は鮮度が命。挽いた豆は劣化するスピードが早いため、アウトドアでもコーヒーミルで引き立てのコーヒーを楽しみましょう。
アウトドアコーヒーで圧倒的におすすめのミルは『ポーレックス コーヒーミル ミニⅡ』です。
直径 Φ5cm、長さ 12cm、重さ 256g と非常に軽量&コンパクトで、ハンドルも取り外せるのでかさばらずに持ち運びも容易です。金属製の筐体で耐久性も高く少々の外部衝撃が加わっても壊れそうにありません。
さらに、粉の粒度も安定していて美味しいコーヒーが淹れられてしまうという、アウトドアコーヒーにはピッタリのコーヒーミルです。
3.ドリッパー・ペーパーフィルター
アウトドアコーヒーでおすすめのドリッパーは『ユニフレーム コーヒーバネット』です。プラスティックや陶器製のドリッパーでは、かさばったり衝撃で割れてしまったりするためおすすめできません。
ユニフレーム コーヒーバネットはこれらの欠点を補ったアウトドアコーヒーの理想のドリッパーです。サイズも2人用のcute、4人用のgrande、シェラカップ用のsierraと用途に合わせて選ぶことができます。
下の写真は私が所有するコーヒーバネットcuteです。2人用のコーヒーをドリップするのにちょうど良いサイズ感です。普段ご家庭で使用されているHARIO V60 の円錐型フィルターが使用できますよ。
4.マグカップ
サーバーはかさばるので不要です。直接マグカップにコーヒーを落としましょう。
陶器製のカップは割れてしまうので、アウトドア用の金属製やプラスティック製マグカップが軽量で便利です。
金属製のマグカップにはステンレス、チタンがあります。両者を比較するとチタンは軽量で熱伝導率が低いのですが価格が高い傾向にあります。ステンレスはその反対の性質を持っています。
項目 | チタン | ステンレス |
---|---|---|
重量 | 軽い | 重い |
熱伝導率 | 低い | 高い |
臭い | 金属臭なし | 金属臭あり |
腐食 | 錆びにくい | 錆びにくい |
価格 | 高い | 安い |
どちらもアウトドア用のマグカップとしては優れているので、お好みで選ぶとよいでしょう。私はチタンの質感が好きで、スノーピークの『チタンシングルマグ300』を長年愛用しております。
ハンドル部分が折りたたみ可能でコンパクトに収納できるのでとても便利です。容量が300ml とわかっているのでサーバーがなくても大体の抽出量がわかります。
5.ケトル
お湯を沸かすためのケトルもキャンプ用のものがおすすめです。下の写真は私が所有する『trangia(トランギア) TR-SN324 ステンレスノブケトル 0.9L』です。
0.9Lサイズとしてはとてもコンパクトなデザインです。さらに、アルミ製のため軽くて持ち運びが容易さと熱伝導の良さを兼ね備えたスグレモノです。
ドリップポットがあればとても便利なのですが、アウトドアでは不要です。ケトル用の注ぎ口ノズルを準備してそのまま注ぎましょう。
アウトドアコーヒーはこれくらいのワイルドさがあって良いと思います!
6.バーナー
最後はお湯を沸かすための火器です。アウトドア初心者さんにとって圧倒的に便利なのはガスバーナーです。家庭用のカセットコンロは持ち運びが大変なのでキャンプ用のバーナーがおすすめです。
私が所有するのは『SOTO (新富士バーナー)レギュレーター ストーブ ST-310』です。CB缶 (カセットコンロ用のガス缶) が使用できるコンパクトなバーナーです。トランギアのケトルにもぴったりですね。
キャンプ好きの方は、アルコールストーブや固形燃料を使われる方もいらっしゃるかもしれません。これらもとっても便利な道具ですが、初心者さんはガスバーナーから始めてみることをおすすめします。
7.その他
キャンプ道具を揃えるのは大変という方は、紙カップ付きのインスタントコーヒーを試してみてはいかがですか?タンブラーにお湯を準備して持っていくだけでも楽しいですよ!
アウトドアコーヒーを楽しむ場所について
1.おすすめな場所:キャンプ場
キャンプ場ではデイキャンプが数百円程度で使用できます。お水やトイレが整備されていたりゴミの処分ができたりとても便利です。火器の使用も可能なのでおすすめです。
2.注意する場所:公園、河原、山
公園や河原などの公共の場所では火器の使用や飲食が禁止されているところもあります。それらの場所を使う場合は事前に許可されているかを確認しましょう。
まとめ
今回は、アウトドアコーヒー器具を選ぶポイントと必要な道具を紹介しました。
アウトドアで使うためには、軽量、コンパクト、割れない事が重要です。
1.軽量であること
2.コンパクト、かさばらない
3.割れ物でないこと
必要な道具は以下のとおりです。
1.コーヒー豆
2.コーヒーミル
3.ドリッパー、ペーパーフィルター
4.マグカップ
5.ケトル
6.バーナー
はじめは道具を揃えるのが大変という方は、保温性のタンブラーと紙カップ付きのインスタントコーヒーでも楽しめます。
自然の中で季節の移ろいを感じながら飲むコーヒーは本当に美味しいです。お家コーヒーとはまた一味違った世界が広がってくること間違いありませんので、興味を持たれた方は是非チャレンジしてみてくださいね。
最後までご覧いたきありがとうございました!
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