【お家でレトロカフェ気分】カリタナイスカットミルをレビュー

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お家コーヒーにハマってきた方にとって一度は購入しようと思うのがコーヒーミルだと思います。そして、大半の方が最初に購入するのは手回し式のミルではないでしょうか?

しかし、手回しミルは1杯分を挽くのに意外と時間がかかるものです。毎朝コーヒーを飲む方にとっては出勤前の貴重な時間に豆を挽くのは億劫に感じてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな方におすすめなのが電動ミルです。計量した豆を入れてスイッチオンすれば数秒で豆が挽けてしまうすぐれものです。一方で電動ミルと言ってもグラインド方式や価格帯が様々で何を選べばよいのか迷ってしまいますよね。

今回紹介するのは『カリタナイスカットミル』です。家庭用の電動ミルとしては非常に高性能で美味しいコーヒーを飲むことができるだけではなく、耐久性が高く故障知らずで一度買えば長きにわたって使用できます。

さらに、昭和に時代の喫茶店を思わせるレトロなデザインでインテリアとして飾るだけでも雰囲気が出る素敵なコーヒーミルです。

お家コーヒーにハマって電動ミルを購入してみようと思う方にとって役に立つ内容だと思うのでぜひ最後までご覧ください。

目次

カリタナイスカットミルとは

カリタナイスカットミルは、日本を代表するコーヒー器具メーカーKalitaが製造する電動ミルです。

私が所有する初期型のナイスカットミルは発売開始はなんと1984年だそうです。
残念ながら2016年に生産終了してしまいましたが30年以上にわたり製造・販売されていた名品といえますね。

現在は、『ナイスカットG』という商品名でリニューアル版が発売されております。

カリタナイスカットミルのデザイン

昭和の時代の喫茶店をイメージさせるレトロなデザインが素敵です。
以前紹介した『カリタダイヤミル』に通じるところがあります。

急速なIT化や便利家電が発売される世の中でなんだかほっこりした気分になります。

カリタナイスカットミル
カリタナイスカットミル

カリタナイスカットミルのスペック

カリタナイスカットミルのスペックは以下のとおりです。
家庭用にはちょうど良いサイズ感とスペックですね。

項目
電源AC100V 50Hz/60Hz
消費電力120W
寸法幅120mm / 奥行 218mm / 高さ 343mm
質量2.3Kg
定格時間5分
ホッパー容量200g
受缶容量100g

・モーターの過熱防止ため100g を超える豆を挽くことはできません。
・連続5分を超える使用は控えましょう。

カリタナイスカットミルの構造

カリタナイスカットミルの構造は上部にホッパーがあり直接豆を投入できます。
挽いた豆は下部の容器に回収されます。私は静電気対策でステンレス缶で回収しています。

カリタナイスカットミル
カリタナイスカットミル ホッパー

粒度調整ダイヤルの両サイドのネジを外すとカット刃が見えます。
ネジを外すときはマイナスドライバーか硬貨を使うと便利です。

カリタナイスカットミル
カリタナイスカットミル 刃

構造はフラット式のカット刃です。
2枚の刃の間で豆を切り刻むように粉砕していきます。

カリタナイスカットミル 刃
カリタナイスカットミル 刃

外刃のシャフトにはスプリングが内蔵されています。このスプリングはカット刃の間隔を調整する大切な部品なので紛失しないように注意しましょう。

カリタナイスカットミルの使い方

カリタナイスカットミルの使い方はとてもシンプルです。
粒度調整→豆投入→グラインドの順に行います。

粒度調整

粒度調整は中央のダイヤルを回します。
ペーパードリップは『中びき(カリタ)』をベースに調整するとよいです。私は1段階粗めの”No4″を使っています。

カリタナイスカットミル粒度調整

豆投入・グラインド

ホッパーの蓋を開けて豆を投入します。スイッチは背面部にあります。
豆のストッパーは付いていないので、モーターの過負荷が気になる方はスイッチを入れてから豆を投入するとよいでしょう。

カリタナイスカットミル ホッパー
カリタナイスカットミル スイッチ

粒度

上から順番に No 1(モカポット用)→ No 3.5(ペーパーフィルター用)→No 6(プレス用)→No 8です。
私は普段、No 3.5 のペーパードリップ用で使っています。

モカポット〜ペーパードリップの領域では家庭用のミルとしては十分な粒度安定性だと思います。14年間、ほぼ毎日使い続けたミルであることを考えるととても優秀ですね。一方でNo6以降の粗い領域ではばらつきが少し大きいです。

カリタナイスカットミル粒度
カリタナイスカットミル粒度
カリタナイスカットミル粒度
カリタナイスカットミル粒度

カリタナイスカットミルのメンテナンス

カリタナイスカットミルのメンテナンスは分解清掃→ゼロ点調整を行います。

分解清掃

構造で説明した通り、粒度調整ダイヤルの両サイドのネジを外してカット刃を取り出します。
刃に付着したコーヒー粉をブラシで払い落とします。豆が挟まっていたら取り出しましょう。
水や洗剤の使用は控えてください。

カリタナイスカットミル 刃
カリタナイスカットミル 刃

私は毎日使うので分解清掃頻度は1年に1回くらいです。
使用頻度が低い方ほど古い粉が滞留するので1ヶ月に1回程度は清掃したほうがよいと思います。

ゼロ点調整

ゼロ点調整は基本的には不要ですが、豆の粗さが設定とずれてきたと感じたら以下の手順で試してみてください。

  1. 粒度調整ダイヤルの中央のネジを外し、調整ダイヤルを取り外します。
  2. スイッチONしてモーターを回します。
  3. ノッチプレート(白い歯車状のプレート)を右にゆっくり軽い金属音がするところまで回します。
  4. 金属音が出たところで左に1穴戻します。
  5. 調整ダイヤルの『細びき』のいちを▼印に合わせて中央のネジをします。
カリタナイスカットミル 粒度調整
カリタナイスカットミル 構造

カリタナイスカットミルのメリット・デメリット

最後にカリタナイスカットミルのメリットとデメリットを見てみましょう。

メリット1:昭和に喫茶店を思わせるレトロなデザイン

このミルのレトロなデザインが最大の魅力だと思います。
昭和の喫茶店を思わせる雰囲気で、インテリアとして飾るのもよいですね。

メリット2:電動ミルの利便性

お家コーヒーを始めた方が最初に購入するのは手動ミルだと思います。しかし、コーヒーにハマって毎朝飲むようになると手動はちょっと手間に感じてしまう方も多いと思います。

豆を入れてスイッチオンであっという間に引けてしまう電動ミルは本当に便利です。
私も、ナイスカットミルを購入してからは手動ミルはお休みの日にしか使わなくなってしまいました。

メリット3:家庭用ミルとしての性能の高さ

家庭用のミルとしての粒度分布や豆を挽くスピードは非常に性能が高いです。実際に、小さなカフェではナイスカットミルで営業されているお店もよく見かけます。

もちろん業務用ミルのレベルにはかないませんが、お家コーヒーや小さなカフェを経営される方にはぴったりなミルだと思います。

メリット4:強固な耐久性・故障知らず

金属製の頑丈なカット刃と必要十分なトルクのモーターはそう簡単には壊れそうにありません。
購入以来、約15年間ほぼ毎日使用していますが故障知らずです。

デメリット1:家庭用ミルとしては高価格

初期型ナイスカットミルは生産終了しており後継モデルの『ナイスカットG』が販売されていおります。
Amazonの価格で約35,000円と家庭用のミルとしては高価格です。本当にコーヒー好きな方向けの趣味の商品と言えるかもしれません。

まとめ

今回カリタナイスカットミルを紹介しました。
毎日コーヒー豆を挽いて飲まれる方にとって電動ミルは本当に便利です。

家庭用としては少々高価格ですが『毎日お家でコーヒー豆挽いて飲むよ!』という方にとっては、お家コーヒー時間の満足度が高まること間違いありません。

良いものを購入してメンテナンスしながら長く使う。そんなコーヒーライフを送りたいですね!

これからも皆様のコーヒーライフに役立つ情報を発信していきます。

まさ

最後までご覧いただきありがとうございました!

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