お家コーヒーを始めた方にとって頭を悩ましてしまうのが『コーヒー豆は何を買えばよいのか?』だと思います。ネット通販や店頭では産地や焙煎度の異なる豆が沢山販売されておりどれを選べばよいのか迷ってしまいますよね。
美味しいコーヒーは豆の品質で決まると言っても過言ではないくらい豆の品質は重要です。目安として100g あたり500円〜1000円くらいをおすすめしておりますが、おうちコーヒーを始めた方にとっては少々割高に感じる方も多いでしょう。
そんな方におすすめなのが『UCCゴールドスペシャル(粉タイプ)』です。280g 入のパックで500円台で購入でき、普段使いとしては十分美味しいコーヒーを楽しめる商品です。さらに近所のスーパーで手軽に購入できるのも魅力です。
今回は、おうちコーヒーを始めた方ばかりではなくコーヒーマニアの方にもおすすめの『UCCゴールドスペシャル(粉タイプ)』を紹介します。手軽にお家コーヒー時間を豊かにしてくれる商品であること間違いありませんので、ぜひ最後までご覧ください。
UCCゴールドスペシャルとは
UCCゴールドスペシャルは日本の代表的なコーヒー企業である『UCC上島珈琲株式会社』が販売するコーヒー豆です。粉、豆、水出しバッグ、紙パックなど様々な商品がありますが、特に粉タイプは24年連続売上No1(レギュラーコーヒー袋入り粉)という脅威の売上記録を持ち現在も更新中のようです。
商品ラインナップ
今回は、粉タイプに絞って紹介します。
商品は全部で4種類(アイスコーヒー除く)あり苦味や酸味、コクなどで分類されております。
引用元:https://www.ucc.co.jp/gold_special/スクロールできます
銘柄 スペシャルブレンド リッチブレンド まろやかブレンド コクのブレンド パッケージ 苦み ★★★☆☆ ★★★☆☆ ★★★☆☆ ★★★★☆ 酸味 ★★★☆☆ ★★☆☆☆ ★★★☆☆ ★☆☆☆☆ コク ★★★★☆ ★★★★★ ★★★☆☆ ★★★★★
私が普段購入するのはスペシャルブレンドです。スペシャルブレンドは酸味、苦み、コクのバランスがとれていますね。初めて購入される方はここから試してみることをおすすめします。
まろやかブレンドはコクを抑えて酸味を強調したマイルドな仕上がりに、リッチブレンドは苦みやコクを強調した仕上がりですね。コクブレンドはかなり苦み・コクを強調している深煎りのようですね。
引用元:https://www.ucc.co.jp/gold_special/
コーヒー豆の産地・粒度・焙煎度
コーヒー豆産地はブラジルとベトナムのブレンドのようですね。
ブラジルは世界1位の生産量を誇るコーヒー大国です。そして、ベトナムも世界2位の生産量のコーヒー大国なのです。ブラジルのコーヒーはなじみがあってもベトナムは意外に感じる方も多いかもしれませんね。
写真は私がよく購入するスペシャルブレンド(粉タイプ)です。
焙煎はやや浅め、挽き方はミディアムファイングラインド(中細挽)と記載があるようにかなり細かいですね。
コーヒーマニアの方は中粗挽きをされる方も多いと思うので、かなり細かく感じると思います。
細かい粉は成分が抽出しやすい反面、雑味が出やすいので要注意です!
価格・内容量
近所のスーパーで販売されているのは、粉タイプ内容量280gです。価格は500円台でとてもコスパが良いです。Amazonでは、粉タイプ400g や 1000g も販売されています。
UCCゴールドスペシャルの淹れ方
UCCゴールドスペシャルは中細挽きでかなり細かく挽かれているため少し工夫が必要です。
抽出速度が早くなるので、酸味や甘味などのコーヒーの美味しい成分だけでなく雑味成分が抽出されやすくなります。
抽出順番 | 成分 | 説明 |
---|---|---|
1 | 酸味 | すっきりした果実感のある酸味。浅煎りの豆で顕著 |
2 | 甘味 | 砂糖のような甘みではなく、コーヒーチェリーが持つ果実感 |
3 | 苦味 | 焦げの成分による苦味。中煎り〜深煎りの豆で顕著 |
4 | 雑味 | エグい、渋いと感じる嫌な味覚。過抽出による灰汁、鮮度の悪化が原因 |
『お家で美味しいコーヒーの淹れ方(スタート編)』でお伝えした淹れ方では雑味が出やすいかもしれません。
私が行っている抽出方法を2パターン紹介しますね。
・パターン1:蒸らし時間と投入回数の調整
蒸らし時間を30秒→20秒に短縮し、投入回数を4回→3回に調整します。
お湯抜けが遅く雑味抽出されやすいので、2分を目安にドリッパーを取り外します。
投入回数 | お湯を注ぐ量 | お湯の量 Total | 時間 |
---|---|---|---|
1投目 | 30cc | 30cc | 20秒(蒸らし) |
2投目 | 50cc | 80cc | ー |
3投目 | 100cc | 180cc | 2分以内 |
パターン2:お湯で濃度調整
コーヒーの美味しい成分(酸味、甘み)を抽出し濃度はお湯で調整する方法です。
雑味が抽出されるリスクが抑えられます。
投入回数 | お湯を注ぐ量 | お湯の量 Total | 時間 |
---|---|---|---|
1投目 | 30cc | 30cc | 20秒(蒸らし) |
2投目 | 70cc | 100cc | 60秒 |
以降はドリッパーを外して、お湯で薄める。 |
UCC公式のYouTubeでも、蒸らし時間20秒を推奨されています。過抽出には要注意ですね。
UCCゴールドスペシャルのメリット・デメリット
最後にUCCゴールドスペシャルのメリット・デメリットを見てみましょう。
メリット①:価格と品質のバランスが良好
UCCゴールドスペシャルは280g 入の粉タイプが500円台なので、グラム単価は2円ほどです。高品質な豆は200g 入で2000円程度なので、グラム単価は10円程度です。グラム単価は1/5 と非常にお財布に優しいですね。
美味しいコーヒーは豆の品質で決まります。UCCゴールドスペシャルは低価格であっても普段飲みするコーヒーとしては十分美味しいです。もちろん、スペシャルティーコーヒーのような個性のある高品質な豆にはかないませんが、この価格でこれだけの品質のコーヒーが提供できるのは企業努力の賜物ですね。
商品 | 価格(円) | 内容量(g) | 単価(円/g) |
---|---|---|---|
UCCゴールドスペシャル | 550 | 280 | 1.96 |
高品質な豆 | 2000 | 200 | 10 |
メリット②:近所のスーパーで容易に購入可能
UCCゴールドスペシャル粉タイプは大抵のスーパーで購入できます。お店側も需要があるから取り扱うわけですし、それだけ多くの方に愛用されている商品であるといえますね。この記事を執筆時点で24年連続売上No1(レギュラーコーヒー袋入り粉)というのも頷けます。
デメリット①:雑味が出やすい
UCCゴールドスペシャル粉タイプは中細挽きのため抽出時間が長くなると雑味が出やすいと感じます。
淹れ方でお伝えしたように蒸らし時間や抽出時間を短めにしたり、主成分を抽出したあとはお湯で濃度調整すると良いでしょう。
デメリット②:粉タイプのため劣化しやすい
コーヒー豆は挽いてしまうと劣化しやすくなります。できれば飲む直前にミルで挽くのが最適なのですがUCCゴールドスペシャル粉タイプはそうは行きません。
週末しかコーヒーを飲まない方にとっては内容量280g は多いと思います。その場合は冷凍保存されるとより長期間品質を維持できますよ!
まとめ
今回は、スーパーで購入できるコーヒー豆としてUCCゴールドスペシャルを紹介しました。
価格と品質のバランスが素晴らしく、これからおうちコーヒーを始めてみたいけどまだミルを持っていないという方はもちろん、コーヒーマニアの方にもとてもおすすめできる商品です。
近くのスーパーで手軽に購入できるので是非試してみてくださいね。
これからも皆様のコーヒーライフに役立つ情報を発信していきます!
最後までご覧いただきありがとうございました!
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